Credit Card Life
著者 クレジットカードライフ編集部

フリーランスにおすすめのクレジットカード10選 段階別に整理

フリーランスや個人事業主になると、会社員時代とは違い、経費の管理や確定申告を自分自身で行う必要があります。プライベートの支払いと事業の経費が同じカードに混在していると、後から仕訳をする手間が増えてしまいます。この記事では、フリーランスがクレジットカードを選ぶときに重視したいポイントを整理したうえで、開業直後に使いやすい無料カードから、事業が軌道に乗ってきた人向けの上位カードまで、10枚を段階別に紹介します。

※2026年9月時点の情報です。年会費・還元率・申込条件は変更される場合があるため、実際の申し込み前には必ずカード詳細ページ・公式サイトでご確認ください。

フリーランスがクレジットカードを選ぶときに重視したいポイント

経費と生活費を分けて管理する

事業用の支払いを専用のカード1枚にまとめておくと、確定申告のときに経費の集計がしやすくなります。プライベート用のカードと分けておくことで、どこまでが経費かを毎回判断する手間も減らせます。

会計ソフトとの連携で経理の手間を減らす

freeeやマネーフォワード クラウドといった会計ソフトとカードの利用明細を連携させると、明細の入力作業を省略できます。普段使っている(またはこれから使う予定の)会計ソフトと相性の良いカードを選んでおくと、経理業務の負担を軽減できます。

開業したばかりでも申し込みやすいカードを知っておく

開業直後は事業の実績が少なく、決算書の提出を求められると申し込みにくいと感じることもあります。カードによっては、決算書が不要で本人確認書類のみで申し込めるものや、個人口座での申し込みに対応しているものもあるため、開業のタイミングにあわせて申込条件を確認しておくとよいでしょう。

事業の成長にあわせてステップアップする

開業直後は年会費無料のカードで十分でも、事業が軌道に乗って出張や高額な経費が増えてくると、還元率や利用枠、旅行保険が手厚い上位カードのほうが合ってくることがあります。今の事業規模だけでなく、今後の見通しも踏まえて選ぶのも一つの考え方です。

税金の納付をカードにまとめて、条件達成につなげる

会社員は所得税が源泉徴収、住民税が給与天引きされるため、税金の支払い方法を自分で選ぶ機会がほとんどありません。一方フリーランスは、確定申告時の所得税・消費税(課税事業者の場合)や、前年の所得税額が一定額を超えると発生する予定納税など、まとまった税金を自分で納付する場面があります。国税庁の「国税クレジットカードお支払サイト」を使えば、こうした国税もクレジットカードで納付でき、納付額1万円ごとに99円程度(実質約1%)の決済手数料がかかります。

この手数料だけを見るとポイント還元率とほぼ相殺されてしまいますが、「年間◯万円以上の利用で年会費が無料になる」「年間◯万円以上の利用で特典が追加される」といった、利用額に応じた条件があるカードでは話が変わります。確定申告時の納税をこのカードでまとめて支払うことで、こうした利用額の条件に一気に近づけられる場合があるためです。後述する三井住友カード ビジネスオーナーズゴールドの「年間100万円以上利用で年会費永年無料」といった条件は、その代表例です。なお、住民税や国民健康保険料など地方税・社会保険料のクレジットカード納付は、自治体や納付先によって対応の有無や手数料が異なるため、利用前に必ず各自治体の公式サイトで確認してください。

フリーランスにおすすめのクレジットカード10選

無料で経費管理を始めたい段階

開業直後や、まずはコストをかけずに経費を分けて管理したい段階では、年会費無料(または実質無料)で会計ソフト連携に強いカードが向いています。

1. freee Mastercard

freee Mastercardのカード券面

年会費永年無料で、決算書の提出が不要、本人確認書類のみで申し込めるカードです。法人口座がなくてもコンビニ払いで利用開始できるため、開業したばかりの人にも申し込みやすいカードです。クラウド会計ソフト「freee会計」との連携はもちろん、freee会計を新規契約すると割引クーポンがもらえるなどの特典もあります。従業員カードも3枚まで年会費無料で発行できます。

2. JCB Biz ONE 一般

JCB Biz ONE 一般のカード券面

年会費永年無料でありながら、基本還元率1%・対象店舗では最大10.5%まで上がる、個人事業主向けカードとしては高還元な1枚です。カードの利用明細データを弥生やfreeeなどの会計ソフトと連携させることで、会計処理を効率化できます。最短5分で審査が完了し、すぐに利用を始められるスピード感も特徴です。

3. マネーフォワード ビジネスカード

マネーフォワード ビジネスカードのカード券面

初年度無料、2年目以降も年1回以上の利用で年会費(1,100円)が無料になるカードです。利用のたびにスマホアプリへ通知が届き、明細への領収書添付・メモ入力がそのままマネーフォワード クラウドに反映される仕組みになっており、経費精算の手間を減らしたい人に向いています。カードは発行枚数に制限がなく、用途ごとに使い分けられるのも特徴です。

4. 三井住友カード ビジネスオーナーズ

三井住友カード ビジネスオーナーズのカード券面

年会費永年無料で、個人口座での申し込みにも対応しており、登記簿謄本や決算書は不要、設立したての事業主でも申し込めます。追加カードも最大18枚まで年会費永年無料で発行できるため、従業員が増えてきたときにも対応しやすいカードです。

実用機能を重視して1枚に絞りたい段階

経費管理の仕組みがある程度固まってきたら、保険やポイント連携といった実用機能で選ぶ段階です。

5. 三井住友ビジネスカード for Owners クラシック(一般)カード

三井住友ビジネスカード for Owners クラシック(一般)カードのカード券面

個人事業主(オーナー)向けに設計された三井住友カードのビジネスカードです。対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を使うと還元率が最大7%まで上がるほか、海外旅行傷害保険を含む「選べる無料保険」も用意されています。オフィス用品のネット注文送料無料など、日々の事業運営で使える優待サービスも揃っています。

6. 楽天ビジネスカード

楽天ビジネスカードのカード券面

年会費2,200円で、100円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まり、楽天市場では常に3倍のポイントが付与されます。楽天ETCカードを最大9枚まで一括申し込みできるなど、複数の車両・従業員でETCを使う事業者にも対応しやすいカードです。普段から楽天のサービスを使っている人であれば、プライベートのポイントと合わせて管理しやすいのも利点です。

還元率を伸ばしたい・マイルを貯めたい段階

経費の支払額が増えてきたら、還元率の高さや、出張で貯まるマイルに注目してもよい段階です。

7. 三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド

三井住友カード ビジネスオーナーズゴールドのカード券面

年間100万円以上の利用で、翌年度以降の年会費(5,500円)が永年無料になるゴールドカードです。指定の三井住友個人カードと2枚持ちし、支払い口座を三井住友銀行に設定すると、対象店舗での還元率が最大2%まで上がります。旅行傷害保険を含む「選べる無料保険」も付帯します。確定申告時の納税をこのカードでまとめて支払えば、年間100万円の利用条件に届きやすくなります。

8. ANA JCB法人カード 一般カード

ANA JCB法人カード 一般カードのカード券面

年会費2,475円で、入会時に1,000マイルのボーナスがもらえるほか、カード継続のたびにボーナスマイルが貯まる、マイルを軸にしたビジネスカードです。ANAカード会員専用運賃「ビジネスきっぷ」やチケットレスサービスにも対応しており、出張で飛行機を使う機会が多いフリーランスに向いています。

出張が多く、対外的な信用力も重視したい段階

事業が軌道に乗り、出張の機会や高額な経費の支払いが増えてきたら、利用枠や付帯サービスが手厚い上位カードも選択肢に入ってきます。

9. 三井住友カード ビジネスオーナーズ プラチナプリファード

三井住友カード ビジネスオーナーズ プラチナプリファードのカード券面

年会費33,000円のプラチナクラスのビジネスカードです。基本還元率1%に加え、ビジネスオーナーズ特約店(プラチナプリファード限定)では還元率が最大10%まで上がります。最大9,999万円の利用枠により、設備投資や仕入れなど高額な支払いにも対応できます。

10. freeeセゾンプラチナビジネスカード

freeeセゾンプラチナビジネスカードのカード券面

年会費33,000円(初年度無料)のプラチナクラスのビジネスカードです。世界1,400ヵ所以上の空港ラウンジが使えるプライオリティ・パスに無料で登録できるほか、海外旅行傷害保険は最高1億円、国内旅行傷害保険は最高5,000万円と、出張の多い働き方にも対応できる補償が付帯しています。対外的な信用力や、旅行・出張時の安心感を重視する人に向いています。

申込みで気をつけたいポイント

ビジネスカードの多くは、屋号や事業内容の入力を求められます。開業届を提出していない場合や、開業したばかりで実績が少ない場合は、申込時に必要な書類がカードによって異なるため、事前に公式サイトで確認しておくと安心です。複数のカードに同時期に申し込むと審査への影響が懸念されることもあるため、まずは自分の働き方に合いそうな1枚に絞って申し込むのがおすすめです。年会費・還元率などの条件は変更される場合があるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。

自分に合った1枚を探す

当サイトでは、1,800枚以上のクレジットカードを条件で絞り込めるカード一覧を用意しています。何を重視してカードを選べばいいか迷う場合は、クレジットカードの選び方 ポイントは「価値観」タイプ診断もあわせて参考にしてみてください。

フリーランスにおすすめのクレジットカード10選 段階別に整理 | クレジットカードライフ